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2019年9月 9日 (月)

あえていま攻殻機動隊を語る

言われてみれば発想のタネはポストニューウェーブ的だしサイバネティクス自体はすでに70年代にもてはやされた概念かもしれない。何より80年代に入るとブレードランナーとAKIRAで世間は大騒ぎになっており、戸川純が
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こうだし、日野皓正でさえ
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この状態だったりと世間はサイバーパンク(という言葉はともかく)一色だったので攻殻機動隊というか士郎正宗が出てきた時、ビジュアル的にも当初は「またこの類か」的な印象は確かにあった。(しかしアップルシードの時点で「ちょっと待てよ」というインパクトがあったのもまた事実)。いま再読して驚いているのはむしろこのウェブが社会インフラにすっかり組み込まれてしまった日常から振り返って「おまえ知ってたのかよ」的な描写の数々だ(公衆電話が重要なギミックになっているのはご愛敬)。光学迷彩もアイデアは既にあったかも知れないが鮮明かつ具体的なビジュアルイメージを提示したのはやはりこの作品が嚆矢で確か東大なんかの研究はもろにこの作品の影響からはじまってたりする。ブレードランナーやニューロマンサーと同様に作品の持つイメージ喚起力が世の中の進み方をある程度方向づけたのだ。

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2019年9月 7日 (土)

おはなしでてこい

近頃やたらと u に「おはなししてえ、おはなし、おはなし、でてこいでてこいどーん、どーん」と催促される。ストーリーテラーとしては致命的に才能がないのでとても苦しい。多少気力があるときは、そのときそのときで読んだり見聞きしているイメージから適当にパクったりしながら即興で何とか話をデッチ上げる。と何故か大喜びされて次に風呂入ったりするときに「つづき、つづき、おねがい、おねがい」と催促される。こないだから3~4話連続で続いているミミズが主人公の話(続編の度に登場人物(?)が増えて、ウサギ、腸内細菌、ウイルス、カッパ、アリなど…)が大作に膨らみつつある。ていうか本当に毎回追い詰められてスケールを把握し切れてないインタープレイのように絞り出しているので、一週間も間を空けると前回の話などほとんど忘れてしまっている。ところがまた u が細部まで実によく覚えてる。体内や地底の冒険を経て前回はキュウリ畑の地下に広がるカッパ帝国に彷徨いこんだところだったと教えて貰って、風呂で続きを語りました。なんであんなテキトーな話が面白いのか(そしてなんであんな詳細に記憶しているのか)。
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