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2017年12月25日 (月)

サンタさんが水晶をくれたよ

 12月の重要任務がひとつ終わってほっとしている。今年のサンタさんからの贈り物は「水晶群晶(MM207)」 6歳の子供になぜコレを贈るかという話については少々長くなる。

 もともと彼女は物心ついた頃から妙に石が好きで、どこか出かける度に必ずひとつふたつ石を拾ってくる。何の変哲もない玄武岩のこともあれば、ちょっと色の入った堆積岩だったり、ときにはコンクリのかけらだったりと僕らにはよく分からない彼女なりの基準がある。ちょっと前までは幼稚園から帰りのバスにも石を握りしめて乗っていた。途中で居眠りこくので落として見失い、降りるときに手の中にないのでパニクって大泣きする。
 父としては石が好きという嗜好に思わずニヤニヤしてしまい、ウェブで「こども鉱物図鑑」 を見つけると前のめりに注文。「こども」とはいえ幼稚園児にはちょっと難しく、これは読まないかな、と思いつつ部屋に転がしておいたら何時の間にかちょこちょこ捲って眺めていた様子。茨城県自然博物館も丁寧に見たし、誕生石とかについてはすでに結構詳しい。

 今年の夏の家族旅行は、y 発案で新潟県佐渡島。島の最大の観光ポイントはもちろん鉱山跡で、坑道をぐるっと廻ってからお決まりの土産物屋をくぐる。y が配布用のお土産を物色してる間に石関係(鉱山だけに)を眺めていた u が「これにする!」と持ち上げたのが両手に余るサイズの水晶群生。ゲッと思ったがお値段は二千円しないくらい。(床の間サイズの紫水晶塊だと30万円とか、他にも百万円超えるような成金用の石もいろいろ取り揃えてありました。)それにしてもちょっと邪魔くさいし、幼児にこういう宝飾品の端くれはどんなもんだろう。y がキーホルダーのコーナーに連れて行って「こっちも見てみたら?」子供向けのキャラクタグッズなんかを眺めてう~んと悩んでいたが、最終的に「やっぱりこっちにする!」と水晶推し。y にどうする?と相談、「イヤだぁ、こんなの!」と戻しに行ったので「あれは買えません。」と宣言。「え゙え゙!? あ゙れ゙が い゙い゙の゙に゙!!!」と喚く u を肩に抱えて早々に立ち去ろうとするも、この6年間の最大強度でギャンギャン喚きまくる。通りすがりの人にも何事か!DVか!という驚きの目で見つめられるほどの絶望的な叫びと泣き声、土佐の鰹かカリブのカジキかという暴れようだが一度宣言してしまった以上、泣き喚いたことによって報酬が得られるような条件付けをする訳にはいかない。指導の後退は罷り成らん、と暴れる我が子を人攫いのようにクルマに押し込む。少し走って水晶の魔力圏を脱したあたりで昼食をとると落ち着いたのか「 u はねえ、あれみてあたまにおぼえるだけでもよかったんだよ」と健気な言葉で早くも自分の中で合理化させている(自己欺瞞?)ので、こちらもちょっとほだされる。このあたりで、そういえばこいつは石好きだった、あれは宝飾品とも言えるが鉱物標本と言って言えなくもなかった、とかいろいろと「何か間違えた?」感が湧き上がってきてムズムズし出す。が、当の本人が、もはや合理化を済ませてケロッとしているので、もう蒸し返せない。この一件は、どうやら俺たち何だかちょっと間違えちゃったぞ、という棘を残す。

 さてそしてクリスマスですよ。一人っ子で大概の欲望は満たされ、かといって過度の商業主義に曝されることもなく、つまりあまり物欲を前面に出すことのない u は「ことしのプレゼントなにがいいかうかばないんだよな~」すわ「それならサンタさんにお任せしたら?」「うん、じゃあそうする!」素直~。Dqpz55humaex8wcjpg_small この時点で父の頭にはすでに水晶プランが推奨されており、さっそくネット検索かけるもパワーストーン的な、神秘主義の付加価値にまみれたダメなかんじの業者が乱立している。その中でより分けより分け辿り着いたのが「東京サイエンス」いーね、この堅実なかんじ。そしてミニ鉱物標本シリーズ

>『この約4cm角のプラスチックケースはサムネイル・ボックスといって、鉱物収集が盛んな海外でメジャーな標本収納の方法です。たくさん集めても小スペースで保管できて、そのままインテリアとしても飾ることが出来ます。オリジナルケースに東京サイエンスおすすめのミニ鉱物を収めた定番商品です!』

とてもよい。お値段もリーズナブル。アマゾンでは(たぶん)扱ってないのでホームから直接オーダー、銀行振り込み。

 ところが数日後、幼稚園のお友達 y ちゃんに「相談」したら「ぷにジェルがいいんじゃない?」と言われたので「 u ぷにジェルにする~!」えっっっっ!? サンタさん対応できるかな~。(アマゾンさんに、お願いするか…基本セット…って水晶より高いぞ!)

 クリスマスへ向けておもにピアノ教室関係のイベントが続く。先日はクリスマス会のくじ引きで巨大な縫ぐるみを引き当ててご満悦。いい子にしてないとサンタさん来てくれないよとか定番の恫喝もたまにはチラつかせながらいよいよ今晩だね、みたいな話をしていると「 u はきまらないからサンタさんにおまかせしたんだ、サンタさんなにえらんでくれるかな~!」えっっっっ!?「ぷにジェルは?」と喉まで出かかって呑み込み、y と目で相談。どうやら巨大縫ぐるみあたりで十分満たされてしまっているらしく、ぷにジェル云々については、すっかり忘れ去っているようなので、ここは敢えて触れず、なかったことにしておく。お正月とか何か機会を捉えたときの隠し玉として封印。

 で本日早朝
「あ!プレゼントがおいてある」
「サンタさんなにくれたのかな?」
「あ!水しょうだ!小さいけど(!)きれい~」
「ほら水晶ってかいてある。u 『水』のじはわかるから。これ すいしょう ってよむんだよ」
「まえに u がさどでほしがったやつだよ~」
「サンタさん、ずっとまえから u のことみてるんだね~」

ああよかった。これでうちのサンタも少し胸のつかえが降りたよ。

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2017年12月13日 (水)

モノクロームテレビジョン

以前に「昆虫軍」のイメージ喚起力について一席ぶったんですけど、最後にあげたあのフレーズが、あんなに刺さっていたのははアレとコレでこういうパラレルな関係を切り結んでいたからですね。ふと気がつきました。

ちなみにこの「空の色問題」は一時期ウェブ界隈でも物議を醸していましたが、かなり信頼度の高い論考を拾ったので参考までに → >出典マニアが「『ニューロマンサー』冒頭の空の色は青」とかいう珍説を供養しておきました。

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2017年12月12日 (火)

>惑星ソラリス


例の首都高のシーンについて、野口悠紀雄は
>『日本人の観客には興ざめのシーンだ。もともとこの場面は必要ないので、「惑星ソラリス」で唯一の失敗個所である。』なんて書いている。http://office.noguchi.co.jp/archives/712 この辺りがこのおじさんの限界。(この人の「分類するな、並べよ」という提言は好きですけどね)。

短縮版について https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%83%91%E6%98%9F%E3%82%BD%E3%83%A9%E3%83%AA%E3%82%B9
>『日本で発売されたビデオソフトの中には、全編日本語吹替版(声の出演:木村幌千葉順二寺田路恵ほか)で、オープニングとエンディングではオリジナル版に存在しないケルヴィンのナレーションが流れ、彼の父親とバートン飛行士、そして有名な首都高速の映像を全てカットした(それでいてオープニングのキャスト紹介の字幕では、彼等二人の配役と役者の名前がちゃんと紹介されている)ヴァージョンが存在する。これは、東京12チャンネルが2時間枠のテレビ放送用に作成したもので、その後東宝からビデオとして販売された。このヴァージョンではその他にも、ソラリス・ステーションでケルヴィンとハリーが彼等の家族が映ったホーム・ムービーを観るシーンや、ケルヴィンが夢の中で母親と再会するシーンなど数多くのシーンがカットされていて、165分のオリジナル版が90分になっている(画面サイズはスタンダード)。
地球シーンが無いことなど、実は「映画版」と「小説」が乖離している部分がかなりカットされており、タルコフスキーの世界観を度外視するならば、奇しくもレムによる原作に近い仕上がりになっていると言える。

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2017年12月11日 (月)

花束を君に

なんでか分からないけれど、ふいに琴線に触れた

からの連想で

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