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2014年8月14日 (木)

「吹奏楽」文化論

ここ数年「吹奏楽」にはまさに公私ともに相当コミットしているのだが、いまだに、いわゆる吹奏楽文化にはもうひとつ馴染めないでいる。

その界隈の人たちは「吹奏楽」をいわゆる「ブラスバンド」から引きはがそうとしているようにも見えるし、このへんは話し始めるといろいろと長くなるのだが、お盆だしいっちょ一気呵成に書いてみるか。

そもそも「吹奏楽」と「ブラスバンド」は違うのかというと、関係者には言わずもがなだが、ブラスバンドの直訳が真鍮楽団すなわち金管バンドであることから、狭義の「ブラバン」には木管楽器が含まれていない。打楽器の立場はとか言い出すと話が逸れ過ぎるのでここでは知らないふりをする。

まあそうは言ってもここで金管バンド原理主義の話をしようという訳ではなく、ある程度のルーツになっているスタイルを何パターンか念頭に置いている。後述するが簡単にまとめると「管楽器を主体として構成されるややコンパクトな楽団」ということになるのかも知れない。

1)ミリタリーバンド、漢字にすると軍楽隊
もちろんトルコのアレという訳でもなく(だから話が逸れる!) こういうスタイル。木管もいて悪天候には弱そうだけれど、まあ確実に吹奏楽のルーツのひとつとは言えるだろう。昨今妙に流行っているマーチングなんかはまさにこれの直系なのかもしれないけれど、ミリタリーバンドの軍楽隊たる所以は「動ける」ことにあると僕は思っているので、近頃の大掛かりな、銅鑼やティンパニまで据えつけてフィールドでマスゲームやるようなショウは軍楽隊の遺伝子を正しく受け継いでいない気がする。僕が『「吹奏楽」を「ブラスバンド」から引きはがそうとしている』と感じる一部はそこにもある。マーチングバンドならばマーチを真面目にやれ、と。

2)その意味では軍楽隊のプロパーな系譜は、ブリティッシュ・スタイルにつながると思う。これってその筋では地味に人気あるようだけど、「吹奏楽界」とくに日本のそれにおいてはやはりマイノリティだよね。

3)ニューオーリンズ・スタイル
これも練り歩き系というところでは近いものがあるかも知れない。やはりブラスバンド・オーセンティックのひとつには違いない。

4)ビッグバンド
時期的に見ればやはり「管楽器を主体として構成されるややコンパクトな楽団」のルーツのひとつだと思うが、とくに隆盛を極めた40-50年代という時代にスイング・ジャズ自体がクラシックのプロパーから蔑視されていたことから、学校主体の現代日本吹奏楽界にはあまりまともに取りあってもらっていないスタイルという流れと言い切ってしまうとたぶん異論が噴出するのだろう一部では結構特化してるしスイング・ガールズとかも一瞬ブームになったし。とは言え、やはり吹奏楽連盟様の主流じゃないよね。

実はこうしてぐだぐだと書き連ねているうちに何とはなしにようやく自分の言いたいことが見えてくる、というのは僕にとってはいつものことなんだけれども、先に書いてみてそうそうこれこれと思って段落を遡って挿入したフレーズに大体言いたいことは集約されている。つまり僕は「管楽器を主体として構成されるややコンパクトな楽団」が好きなんだな。「ややコンパクト」というところがミソです。言い換えると部員100人とか200人とかちょっと…(ひく)。ステージからこぼれるくらい人のせてシンフォニックな大曲をど迫力で聴かすよ、というスタイルにあまり馴染めないんだな。そんなにシンフォニックにやりたいならオケでやれとかは言わないようにするけど、「吹奏楽」というスタイルのアイデンティティが拡散しすぎてなんかもう。もともとオーケストラをやりたかったけれども、お金がないから軍楽隊もどきでなんとか真似をしてみましたという時代の音楽学校を出た先生たちのルサンチマンをいまでも引きずっているような気がして何ともやりきれない感じに勝手になってみたりします。

なんとなく自分の「私」の方の活動をディスっているとみる向きもありそうな文章になってきましたが、あっちはいろいろなスタイルに寄っていける柔軟性があるので僕は好きですよ。(まあ好きでなければこんなに続けていない)。同時にバンド(コンボ)スタイルの活動も当然おもしろいし、「公」の方の活動も本来は上述の価値観にのっけていくととくに規模の面では結構肌にあってる。なかなかそのイメージを共有できないのだけれど。
まあ既に主題は語りつくされたような気がするのと、もう夜も更けてきて文章の論理性が疑わしくなってきているので(眠いし眼が疲れた)、一晩寝かせるのが賢明とは分かっていながら、拗けた承認欲求の行き所がないので碌に読み返すこともせずこのままアップしてしまいます。後日落ち着いて読み返すたびに少しずつこっそりと推敲されていくかも知れません、ていうか間違いなく修正する。ことによるとまるごと削除されるかも知れません。なんだくだらねえと思いながら最後まで読み通したあなたとは一期一会なのかも知れません。知れません。知れません。知れません。

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