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2008年8月27日 (水)

ダーモット・キンロス博士によると

  『…よくあることだが、家庭の平和のためというので感情を押え、それが、徐々に辛抱できないくらいに昂じて、急に爆発点に達して爆発する。そういうときの激しさは、われわれ普通の人間には信じられないくらいひどいものだ。家庭内の感情のもつれが、思いがけない爆発の動機を作るんだ。
 いたって信心深い家庭で申し分なく育てられた娘が、なんということもない家族間の軋轢以外に、はっきりした理由もないのに、手おのでまず継母を殺し、それから父親を殺したという事件があるが、こいつをでたらめだと言い切れるかね?今まで妻と口喧嘩一つしたことのない中年の保険外交員が、妻の頭を火かき棒でめった打ちにしたという事件もある。十六歳になるおとなしい少女が、継母を恨んで、赤ん坊ののどをかき切ったという事件もある。信じられないかね?みんなたいして動機はありはしないだろう?それでも、そんな事件は起こるんだ」』Dscn8972_3

という記述がある。いまの教育評論家の話じゃない。ディクスン・カー(井上一夫訳)の「皇帝のかぎ煙草入れ」の一節だ。発表は1942年。
だからね、マスコミの方々はよく考えもしないで簡単に世相のせいにして何かを語った気にならないで欲しい。
それにしてもワイドショーに出てくる「教育評論家」はよくもまあ勝手なことばかり言うよね。そもそも「教育」を「評論」して飯を食うってどういうことだ?

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