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2008年3月 6日 (木)

グリムウッド 菊池秀行 荒木飛呂彦

【読書memo】Dscn7086

『リプレイ』(ケン・グリムウッド/杉山高之訳)
 …新潮文庫だったか。いま確かめるまでハヤカワだと思ってた。コピーライトが1986、主人公が死ぬのが43、生き返るのが18、読了が2008年。いろんなところで年齢が交錯してなんだか身につまされる。駅伝ならもう往路だなあとかその例えがすでに辛気くさい。しょうがないじゃんねえ、かくしてだらだらと時は流れる。

『インベーダー・サマー』(菊池秀行 ソノラマ文庫)
 でもって10代の頃結構好きだったのが菊池秀行なわけで、50円で買ってみた。死ぬほどつまらない。菊池秀行こんなにつまんなかったか?と思い返してみるにそう言えばこのタイトルについては当時も立ち読み斜め読みでなんだか面白くないのでパスしたような気が…。ただもうなんだか体がこのいわゆる今で言うライトノベル文体を受け付けなくなっている気もするのだが、アムネジアとかエイリアンとかDとかその辺読み返してみてどうなのか。それともあるいは80年代のこぼれ落ちる時代感覚のなかにその後のオタク話法の萌芽がみられることに戸惑わされるのか。ここでいうオタクは意味の拡散しきった最近のむしろ肯定的なそれではなくいわゆる2人称にほんとに「おたく」って使っちゃう、ひどいときには1人称に「我が輩」とか「拙者」とか使っちゃうその『話法』をとくに意識しているわけだが。むろん菊池小説にそんな会話文は出てこないけれど、でもなんとなく呼び水的なものを感じないわけにはいかない。

『ユリイカ11月臨時増刊号(総特集-荒木飛呂彦)』
 入手。なかなかの読み応え。実はjojo6部途中からあんまりまともに読んでないんだけど、それにしてもエンディング間際はえらい盛り上がってるなあとは感じていたとは言え、そんなことになっていたとは、こりゃあもう一回ちゃんと読んどかなきゃ。と思わせられる熱い特集。実は菊池的ロマネスク様式(って何だ?)とあまりにもキレイに地続きな作者でもあったりするのだが。ホラー好きもそうだし。

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