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2004年6月29日 (火)

一千字越えるとハネられちゃうので

(続き)そうしていて実は先鋭化の流れよりもむしろ大衆化の流れの中から常に新しいジャンルが生まれてきているというのもなかなか興味深いところ。みんなワルツ聴いて踊ってたのがベートーベン登場で教養主義が先鋭化する反面、裾野を広げ大衆化した音楽的環境の中からもっとも下世話な表現として登場したジャズ。「芸術化」の兆しの見られたジャズからダンスミュージックをもぎ取ったロック。フォーマットの完成したロックからやはり踊ることに特化していくことで生まれたヒップホップ(そしてヒップホップもカッコ良くなっちゃったのでまたなにか下世話なジャンルが生まれつつあるのだろう)。新しい音楽が常にダンスミュージックであるとの指摘は常々言われることですが、周期性のある振動波としての「音」の特性上、数学的抽象性を指向する必然とともに、ヒトの音受容器と脳の生理学的条件から常にまた身体性へ回帰する衝動もやはり必然となる。それどころか数学的抽象性によって音楽は深まりを持つものの、実は身体性のみでも音楽は成立し得る、に対して逆(というより「裏」か)は真ではない(!)。そこが音楽という表現形態のユニークな点であるが、ここでは身体性を伴わない音楽には「そりゃ数学だろ!」というツッコミを入れておくにとどめる。コルトレーンが(あるいはモーツアルトが(あるいはコンピュータ・ミュージックが))そんな言い方をされた時代もあったようですが、いまそんなことを言うヒトはもういないでしょう。エッジが立ちすぎると同時代的にはイマイチ読み解ききれないことがままあるけれど、生き残ったものにはちゃーんと身体性が込められていたことが分かる。オレとしてはトレーンがバード以上に身体に響くけどどうですか?またマイルズを理詰めのミュージシャンととる向きもあるようですが(確かにふとっちょで汗かきな音ではないですが)常に音楽のエッジに立ち、壊す作業の現場に最後まで居続けた唯一無二の存在として、またその結果リリースされた作品の格好良さにはグウの音も出ませんですよ。で結局何の話だっけ?
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